本文へスキップ
Instagram
FEATURE

親子でクラシック音楽デビュー!はじめての「サラダ音楽祭」ガイド

いちおし!

2026年9月11日(金)〜13日(日)にかけて開催される「サラダ音楽祭」。0歳から入場できるオーケストラコンサートをはじめ、ダンスやオペラ、歌や楽器づくりのワークショップ、街なかの無料コンサートまで、プログラムはさまざま。音楽を「聴く」だけでなく、歌ったり、踊ったり、演奏したり。子供の年齢や興味に合わせて、自分たちらしい楽しみ方を見つけてみましょう。

1|サラダ音楽祭ってどんなイベント?

「歌う・聴く・踊る」を楽しむ音楽祭

正式名称は「TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL」。サラダ=SaLaDの由来は、Sing and Listen and Dance。つまり「歌う!聴く!踊る!」がコンセプトです。

毎年、東京芸術劇場と池袋エリアを中心にメインプログラムを開催するほか、多摩地域をはじめ都内各地でもコンサートを展開。子供やファミリー向けの公演、障害のある人も一緒に鑑賞できるコンサート、プロの音楽家による演奏指導などを通して、音楽に出会う機会を広く届けています。

「クラシック音楽のコンサート」と聞くと、少し敷居が高く感じられるかもしれません。しかし、サラダ音楽祭で大切にされているのは、曲名や作曲家について詳しく知ることではなく、まず音や身体表現を楽しむこと。0歳から参加できる公演や親子向けの短いプログラムもあり、子供のコンサートデビューにもぴったりです。

2|どんなことが楽しめる?

コンサートを楽しむ

サラダ音楽祭の中心となるのは、東京都交響楽団、通称「都響」によるオーケストラコンサートです。約80人の演奏家が一斉に音を響かせる姿は、映像や録音では味わえない迫力があります。ヴァイオリンの繊細な響き、トランペットやホルンの輝かしい音、身体に伝わる打楽器の振動。同じ曲のなかでも、次々に主役となる楽器が変わっていきます。「いま鳴っているのはどの楽器だろう?」と親子で探してみるのもおすすめです。

音楽祭メインコンサート《Boléro》

2026年の「OK!オーケストラ~0歳から入場OK!」では、『ドラゴンクエストⅤ』の音楽やオペラ『カルメン』の前奏曲など、親しみやすく躍動感のある楽曲を演奏。指揮体験や、みんなで歌うコーナー、ダンス集団・コンドルズとの共演もあり、見る、聴く、参加する楽しさが詰まった約1時間の公演です。0歳から入場でき、演奏中の途中入退場にも対応。ベビーカー置き場や授乳・おむつ交換スペースも用意されています。

OK!オーケストラ 〜0歳から入場OK!


歌や演奏に参加する

客席から聴くだけでなく、自分で音を出してみることもできます。「都響といっしょに『だれでもピアノ®』」は、鍵盤を光で案内してくれるピアノを使い、画面のなかのバーチャル都響(弦楽四重奏)と共演できる無料プログラムです。曲は「きらきら星」からラヴェルの「ボレロ」、久石譲の「Summer」、ショパンの「ノクターン」まで、初級・中級・上級から選択可能。対象は4歳から大人までで、ピアノを習ったことがない人も参加できます。また、併設展示「鳴らしてみよう!楽器体験イベントTOUCH&TRY」では、オーケストラで使われている本物の楽器を体験できます。インストラクターが楽器の持ち方から音の出し方までやさしくサポートするので楽器経験のない方も安心してご参加ください。

都響といっしょに「だれでもピアノ®」

ワークショップで体験する

「SaLaDワークショップ」では、各分野の第一線で活躍するアーティストと一緒に、歌やダンス、楽器づくりを体験できます。

楽器経験のある小学生以上には、都響のメンバーから直接指導を受け、発表公演を目指す弦楽アンサンブルや管・打楽器アンサンブルのプログラムも用意されています。いつもの個人練習とは異なり、周囲の音を聴きながら、みんなでひとつの響きをつくる面白さを体験できる機会です。

2026年は、新国立劇場合唱団のメンバーから歌い方のコツを学ぶ「よい声で歌うためのワークショップ」、コンドルズと身体を動かす「コンドルズとLet’sダンス!」、身近な材料からオリジナルのストローリコーダーをつくるワークショップを実施。歌やダンスの経験は必要ありません。

「きれいに歌えるか」「上手に踊れるか」よりも、自分の声や身体からどんな表現が生まれるかを試してみることが大切です。無料で参加できるものも多く、親子で新しいことに挑戦するきっかけになります。

SaLaD ワークショップ

3|年齢別のおすすめプログラム

未就学児には

OK!オーケストラ 〜0歳から入場OK!

初めてオーケストラを体験するなら、0歳から入場できる「OK!オーケストラ 〜0歳から入場OK!」がおすすめです。コンドルズのユーモラスなダンスや司会を交えながら進むため、クラシック音楽に馴染みのない子供も舞台に意識を向けやすい構成です。

詳しくはこちら

親子で楽しもう!「動物たちのダンス&ミュージック」

身体を動かすことが好きな子には、3歳から高校生まで500円で鑑賞できる「親子で楽しもう!『動物たちのダンス&ミュージック』」もぴったり。サン=サーンスの『動物の謝肉祭』を、都響メンバーの弦楽合奏とNoism2のダンスで楽しむ約50分の公演です。舞台上で作品の世界を体験するワークショップも組み込まれています。
※0歳から入場可(2歳以下膝上無料)

詳しくはこちら

小学生には

子どものためのオペラ「しろくまの王さま ヴァレモンの物語」

物語が好きな子には、子どものためのオペラ「しろくまの王さま ヴァレモンの物語」がおすすめです。勇敢な少女ラグナが、しろくまの王さまにかけられた呪いを解くために冒険へ出る物語を、日本語の歌と台詞で上演。3人の歌手と、ヴァイオリン、クラリネット、トロンボーン、ハープ、打楽器による室内楽が、舞台上に魔法の世界をつくります。

詳しくはこちら

歌うことが好きなら「よい声で歌うためのワークショップ」、鍵盤に興味があれば「都響といっしょに『だれでもピアノ®』」というように、普段の遊びや関心からプログラムを選ぶのもよいでしょう。

中学生・高校生には

音楽祭メインコンサート《Boléro》

じっくり舞台芸術を味わいたい中高生には、音楽祭メインコンサート《Boléro》がおすすめです。

2026年は、都響の演奏、新国立劇場合唱団の歌声、Noism Company Niigataのダンスが共演。ラヴェルの《マ・メール・ロワ》や《ボレロ》を、耳だけでなく視覚や身体感覚も使って体験できます。ひとつのリズムが繰り返されながら音が少しずつ重なり、やがて巨大なうねりへ変わっていく《ボレロ》は、オーケストラの仕組みを知るうえでも格好の一曲です。メインコンサートは未就学児入場不可ですが、小学生以上は鑑賞できます。また、25歳以下を対象としたU25割引も設定されています。

詳しくはこちら

楽器を演奏している子には

すでに楽器を習っている子や、学校の吹奏楽部・オーケストラなどで活動している子は、「都響メンバーとLet’s 弦楽アンサンブル」や「都響メンバーによる管・打楽器アンサンブルレッスン」に注目してみましょう。

プロの演奏家から直接アドバイスを受け、仲間と練習を重ね、東京芸術劇場のロワー広場で成果を披露します。音程や技術だけでなく、互いの音を聴くこと、呼吸を合わせること、観客に届けることまで含めた、本格的なアンサンブル体験です。現在、募集は終了していますが、9月12日(土)と13日(日)の16時30分から東京芸術劇場ロワー広場(B1F)で行われる発表コンサートを聴きにいきましょう。

4|サラダ音楽祭へ出かけよう

2026年のメインプログラムは、9月11日(金)から13日(日)まで、東京芸術劇場と池袋エリアで開催されます。このほか、多摩地域を中心に、オーケストラ公演やプレミアムコンサートなどのスペシャルプログラムも年間を通して行われます。2026年の開催概要で、各地域のスケジュールを確認できます。

コンサートのチケットは有料公演、事前申込制、当日参加可能なものなど、プログラムによって購入・参加方法が異なります。対象年齢、申込期限、当日の受付方法もあわせて確認しておきましょう。

オーケストラを聴いてみる。歌ってみる。踊ってみる。楽器に触れてみる。サラダ音楽祭には、音楽への入口がいくつも用意されています。家族で一日を過ごすなかで、子供が思いがけない音や表現に夢中になる瞬間に出会えるかもしれません。

名称

TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2026

メインプログラム

2026年9月11日(金)~13日(日)

会場

東京芸術劇場/池袋エリア

アクセス

池袋駅西口より徒歩約2分、駅地下通路2b出口直結

東京芸術劇場アクセス案内

ウェブサイト

https://salad-music-fes.com/